2008年06月28日

即興演奏について 簡単な和声で練習する2

思い通り即興を弾くためには、絶対音感でもあれば苦労もないだろうなあと思います。僕は残念ながら絶対音感はありませんし、音感には自信のない方ですが、そんな普通の人でもどうすれば即興ができるようになるか、というのを模索してやっています。



僕が今取り組んでいる音楽は古典やロマン派の音楽をベースにした即興ですが、具体的にはそれらの時代の機能和声や作曲技法を取り入れた即興音楽、ということです。でもそれをするためには相当頭の回転が速くて、しかもよほど作曲に手慣れていないとまず無理です。そのことが大きなカベになりまして、どうすればよいかいろいろ悩みました。


結論から言うと、即興ですから文法的なことはあまり気にしない方がいいと思います。気にしだすと途端に何も弾けなくなりますので。

でもあまり文法を無視しすぎるとそれっぽく聞えませんので、難しいところです。例えば、クラシックに限りませんが下図のような音の使い方はいくらなんでも雑だと思います。

譜面4

参考までに僕は、内声にあたる部分は特に理由のない限り和声的な音の動かし方をするように、というルールでやっています。

また、前回のワルツのような曲なら、バス音とメロディの間では、あからさまな連続八度と対斜以外は許容しています。

連続八度の例

譜面5 連続8度

…とは言っても一番重要なのは、ミスがあっても何食わぬ顔で続けることです。これが一番難しいと思います。

即興演奏は一度きりの音楽ですから、ミスなど本来無いのです。あくまでその一度だけの演奏が「正しい演奏」「完全な作品」です。ということで割り切っていきましょう!



内声部は、慣れれば感覚的に音の動かし方がつかめてくるというか、より良い響きになるように勝手に指が動くようになりますので問題はありませんが、外声間はなかなか難しいです。理由は、バス音は和音の変わり目で一音目に弾くことが多いからです。内声は二音目以降に出ることが多いので、わずかな時間の差ですが考える時間の余裕が違うからです。

譜面6 和音の変わった1音目で考える時間が少ない

そこで、なるべく考えなければならないことを減らして弾けるようにするための工夫をいろいろと模索しています。次回はそれについて書きます。
posted by いのじゅん at 21:23 | TrackBack(0) | 即興理論

2008年06月19日

雨の中…

夜9時前だというのにグラウンドの照明がカッと照っていたので、なにかなと思って見てみると、雨の中少年サッカーチームが練習していました。夕方くらいからずっと降っていたと思うんですけど…。

そうか、サッカーは雨でもやるもんなあと納得しましたが、元気ですね〜!

梅雨くらいでぶつぶつ言うのはやめよう、とちょっと反省しました。
posted by いのじゅん at 22:07 | TrackBack(0) | 日記

2008年06月08日

前回のライブ

遅ればせながら、ですが、前回のライブでは新しい試みをしました。



昔、作曲家の即興演奏の技量を試すのに「モチーフ即興」なるものがあったとか。

誰かがモチーフ(短いフレーズ、文章でいう一つの文節のようなもの)を用意してきて、それを即興で展開して弾く、というようなチャレンジです。

そこで、それに近いようなことができないかなあといろいろ考えて、下のようなものを用意しました。アンケート用紙に見せかけて、白い鍵盤の図面を書いた紙をお配りしました。

白ヌキの鍵盤の図


なんとなく想像がつくかもしれませんが、お客様に好きな鍵盤を塗りつぶしていただいて、それらの何枚かを使ってモチーフのようなものを作ってしまおう!というものです。それでできたいわゆる「お題」で即興に挑戦します。



なかなかスリルもありましたが楽しかったです。僕の中ではこの企画はヒット!でしたので(周りの反響はどうだったかわかりませんが)機会があればまたやってみたいなと思います。
posted by いのじゅん at 22:30 | TrackBack(0) | 日記

2008年06月04日

格闘!

朝。部屋の窓に突然ブーンブーンと、虫の羽音が聞こえてきました。

ちょっとだけ窓が開いていたので、そこから中に虫が迷い込んだのでしょう、何気なくカーテンをめくってみると…

なんとスズメバチじゃないですか。



ハチはコチコチと窓にぶつかりながら外に出ようとしているようです。それは助かります。こんな狭い部屋に仲間でも呼ばれたらひとたまりもありません。なんとか出て行ってもらおうと、窓をバンッと全開にしました。

しかし上手くいきませんでした。ハチはずっとその場で窓を叩き続けています。ちょっと横に移動すれば外に出られるというのに、じれったいやつです。スズメバチ、見かけによらずあまり頭は良くないようです。



少しして疲れたのか、カーテンに止まって悠然としています。体長4〜5センチ。ごくりと息をのむ大きさです。よりによってなんてものが部屋に…。

ちょっとかわいそうですが、このままでは身が危険です。掃除機の出番です。先端の吸い取り口をはずして、丸い筒の部分で吸い込む作戦です。

しかし、筒の口径よりハチの体長の方が大きかったので、かなりうまくやらないといけません。ゆっくりと限界まで近づけます。もう心臓は鳴りっぱなしですが平静を装います。えいっとスイッチを入れると、見事に吸い込まれていきました。成功です!



気になるのは掃除機の中のその後ですが、もう深いことはあまり考えないようにしました。疲れましたので……。

音楽のブログなのに、なんか虫の話ばかりですみません。
タグ:スズメバチ
posted by いのじゅん at 22:45 | TrackBack(0) | 日記

2008年06月01日

こっちの水はあまいぞ

yumeakashi2008.jpg

僕はとても環境にうるさい(?)地域に住んでいます。昔から水の豊富な地域だったのです。そういえばこの辺りは道を曲がればそこに川、というくらい川だらけです。



明治時代、この辺りはゲンジボタルの群生地として知られ、ホタルの季節は夜道を歩くのに灯りがいらなかったそうです。

今はほとんど飛んでいません。環境の変化も大きな原因と思いますが、一番の原因は乱獲です。

今では信じられない話ですが、昔は「ホタル問屋」なるものがあって、毎日何万匹ものホタルを籠詰めにして出荷していたのだそうです。

と、まあ、この辺りの住民はこういう話を幼い頃から刷り込みのように聞かされて育ちますので、いやでもホタル+環境に関心が向くようになります。



この地域にホタルが飛ぶ秘密は、水にありました。はるか上流で地下にもぐった水が、この地域で湧き出すのです。それが天然のろ過装置のようになるので、澄んだ水が流れるのです。

今はほとんど枯れてしまったようですが、今でもホタルが飛ぶポイントには水が湧き出ているのだと思います。僕の家でも地下水をひいていましたが、夏場でもすごく冷たくておいしい水でした。今はもう栓を止めてあるので、水が出るかどうかは分かりません。でも、出てもさすがに怖くて飲めないですけど……。



hotarubashi.jpgホタルの幼虫を飼育して放したりなどの取り組みをされている団体もあります。放流ポイントは散策巡回コース(?)として宣伝されているようです。ですがあまり成果があがっているとはいえません。去年は道路にあふれるほど飛び交っていたのに、今年は静まり返っている場所があったり……。街にホタルが戻ってきた、といわれているようですが、僕は必ずしもそうは思いません。僕が子供の時は飛んでいたのに、護岸の工事などでホタルがいなくなったところを知っているからです。人の手を離れて、自然にホタルが乱舞するようになって、はじめて復活したといえると思います。

昨日はお祭りがあって、賑わっていました。こういう催しは嬉しい反面、好意的に思っていない部分もあります。ゴミも出るし、もっと嫌な思いをすることもあります。詳しくは書けませんが、一ついいたいのは、ただの観光イベントみたいになるなら、勘違いしてここに来て、もっと勘違いして帰ってしまわれるお客さんが増えると思います。それならいっそやめた方がいいと思います。

この街のホタルの歴史には、人間の自然破壊の歴史の「縮図」を見ることができるのですよ。



今年は何度か見てまわりましたけど、5月20日頃がピークだったようです。もうあまり飛んでいません。少し早すぎる気がしますが、これも温暖化の影響かな???これから増えるポイントがあるかも知れませんが、なんとも言えません。

今年はもうダメですけど、あまり知られてなくて、たくさん飛ぶポイント、見に行きたいな〜という人は、こっそり案内しますよ!!ここでは言えませんけど。だってホタルは人間の都合なんかと関係なく飛んでいるし、人間の目を楽しませるために光っているのではないのですから。本当は、そっとしておくのが一番いいんです!

posted by いのじゅん at 21:07 | TrackBack(0) | 日記
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