2010年05月25日

即興演奏について お約束を使って練習する

最近あまりピアノに触っていませんが、古典派風の即興演奏を開拓しようと練習していますので、そのことを書きます。

古典派風の即興はロマン派風の即興より格段に難しいように思います。

ロマン派はある意味でたらめでもそれとなく格好がつくのですが、古典はロマン派と比べるといろいろとセオリーを守らないと古典らしくなくなります。玄人筋から「それは古典ではない」とお叱りがきてしまいそうです。弾いている最中に「これはいけないんだっけ」とか「今のは時代を進みすぎた」とか考えだしてしまうと、パニックになりそうです。歴史的には、そういうセオリー・制約を嫌って、破ったり拡張したりして発展していったので、時代を逆行して勉強するのもなんだか妙な気分です。

もうひとつ難しいのは、楽器が違うことです。古典派時代のピアノは現代のピアノとは大分違いましたし、チェンバロも主流だったそうですので、そういう楽器に適した音楽になっていると思います。ですから現代のピアノで古典っぽく作ってみようと思っても「何か違うな〜」という感じがして、調子が狂ってしまいます。我慢が必要だと思います。



クラシックにはいわゆる「お約束」みたいなものがいろいろとありまして、これを取り入れるととてもそれっぽくなります。それで、そういうお約束をなるべく即興の中に取り入れられるようにする練習をやっています。


お約束の中でもよくあるものの一つに、II→V→Iという和音進行があります。ジャズやポップスの理論で言うところの「ツー・ファイブ」というやつです。コードネームで言うとDm(7)→G(7)→Cという形です。クラシックでは「カデンツ定形」などと呼びますが、終止形のお決まりのパターンとなっています。

クラシックではちょっと変形して、II→I(2転)→V→Iという形がよく使われます。よくある理論書ではこんな風に解説しています。

譜例15カデンツ定形.gif

音源


でもこの譜例だけでは、なんのこっちゃ、だからなんなのかいまいちピンときません。
(※後で気づいたのですが、上の譜例1小節目のテナーは短三度上げてFの方が良いと思います。上二声に連続四度がありますので…。でも譜面を直すのも面倒くさいので、このままでいいです。実際の音楽では、どうでもいいことです。)

実際に曲で使われているような感じで作ってみましたので、こちらの方が「なるほど」と分かると思います。やっつけでぺぺぺっと作ったもので申しわけありませんが

譜面16カデンツ定形

音源


というような感じです。とても古典っぽいです。

音楽は8小節か16小節の単位で一つのかたまりにするのが一番やりやすいです。ちゃんと理由があるのですが、長くなるのでここでは省略します。仮に8小節でまとめるとしたら、下図のイメージになります。

(クリックで拡大)
譜例17カデンツ定形.gif

はじめの5小節は完全に即興です。それでなんとか6小節目にII和音に持ってくるように頑張ります。うまくいったら後はこの終止パターンで適当にまとめます。ここでもう一つ付け足しですが、上2つの譜例に赤で示してある箇所ですが、V→IのときVの3rd音は短2度上がる、7th音は2度下がる、というお約束がありますので、それは守るようにします。これを守るかどうかで、クラシックっぽくなるかどうか決まるといっても過言ではないので、守るようにします。これは最初のうちはかなり難しいと思いますが、慣れれば勝手に指が動くようになると思います。実際の曲でどんな風に使われているのか、例を調べてみると、とても勉強になります(お約束が守られていなくて、あれ?となるかも知れませんが…)。

パターン化してしまうと、それは即興といえなくなるのではないか、とも思えますが、この形は本当に定形文みたいなものですので、問題は無いと思います。パターンといっても音型やリズムは無限に考えられるので、その瞬間、瞬間でどう料理するか、という判断は即興の(作曲の)センスが100%問われると思います。

そんなことより、この練習が本番の演奏で実際役に立つのだろうか、という不安が少なからずあります…が、あれこれ試行錯誤しながらやっています。
posted by いのじゅん at 01:27 | TrackBack(0) | 即興理論

2010年05月21日

5月になっても

寒い日があったり、急に暑くなったりしたせいか、風邪をひいてしまいましたけど、ようやく治ってきました!でも、一番の原因は不摂生だと思います。早寝早起きを心がけたいです。

雨上がりの、ムシっとした風のない夜。絶好のホタル日和です。

「あの場所なら、もう飛んでいるに違いない」

と思って、見にいくと、いましたよ!ざっと150くらい。一昨日見たときは10くらいでした。急に増えましたね。毎年確実に飛ぶのはもうここくらいです。ついでに、春先に幼虫を放流したという某周回コースも見に行きましたけど、1匹もいませんでしたよ。

もう、市や組織団体のやっていることは、まったく信用できません。ほたる河川などと称して、ホタルの飛ばない環境をせっせと拡大させています。何年も前に作られたほたる河川?は、いまや半ば放置されていて見るも無残な状態です。失礼ですが、彼らのやっていることはもはやただの自己満足にしか感じられません。

市ではほたる保護区域なるものを制定しているようですが、ホタルがほとんど飛ばなくなってきている地点とぴったり一致しています(数年前はたくさん飛んでいたところもありました。多分放流していたのでしょう)。人間が自然を操ろうなんて、おこがましいことです。

ホタルの飛翔スポットが、護岸工事でまた一つなくなりました。保護区域ではありません。何で工事をしたのですかと問い合わせを出しても、返事ひとつ返ってきません。彼らはいったい何をしたいのか、全くわかりません。

posted by いのじゅん at 00:45 | TrackBack(0) | 日記
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。